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2010年06月14日

旧司法試験・論文出題趣旨の検討(民訴)

民訴法第1問について

【問題】

 ]は,自転車に乗って道路を横断中,Yが運転する
乗用車と接触して転倒し負傷したために,3000万円
の損害を被ったと主張して,Yに対し,3000万円
のうちの2000万円の損害賠償を求める訴えを提起した。
   

この訴訟において,Yは,請求棄却を求め,事故の
原因は急いでいたために赤信号を無視した]にある
と主張した。裁判所は,事故はYの過失によって
発生したものであり,]の被った全損害の損害額は

2500万円であるが,整備不良のためにブレーキが
きかないまま自転車を運転し赤信号の道路に飛び出した
]にも5割の過失があると認めた。
 裁判所は,どのような判決をすべきか。

【出題趣旨】

 過失相殺の訴訟上の取扱いを問う問題である。

弁論主義の意義・機能及び弁論主義が適用される
事実を明らかにした上で,裁判所が判決において
過失相殺をするためには当事者がどのような主張を
することが必要かを論ずべきである。

また,一部請求の訴訟物が何かを踏まえつつ
見解の対立をも踏まえて一部請求における過失相殺
の方法を論ずべきである。
・・・・・・・・・・・
典型的な論点組合せ問題である。
論点を拾い、正確に論証したかどうかで、差が付いている。
答練等とほぼ同様の評価のされ方である。

どの論点も典型的な論点であり、答練等でも頻出である。
しかも、本問は、平成11年度の第2問と
ほぼ同じ問題である。



posted by ポギーアンドべス at 20:00| 国家試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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